【第四回:最終回】(配列)0からプログラムを勉強する
※おそらくとっても大事であろう条件式の書き方をすっ飛ばしていますが、今回は概念だけ覚えていただきたかったためすっ飛ばしたままにします。
今回お勉強すること。
その名も配列。
そう、配列。
配列って何?
変数を、一括に、まとめてくれてしまうもの…
※そうそう余談だけれど、前回のループがわかれば、余裕だと思う。
配列
変数を一括でまとめてくれてしまう、と表現させていただいた。
その表現をする教本はあるだろうか? なんとも言えない。
でも、ぜひこの概念から入って欲しいと思う。僕はね。
例題と書き方
以下のようなプログラムは、もう見慣れていただけただろうか?
a = 1 b = 3 answer = a + b # answer には 4 が入る
ここで、ちょっと思う(必要がある)のだ。
「変数を二つ並べて書くの、面倒じゃない?」
だって考えてみてくれ。今はまだ「a, b」の二つだけれど、「a, b, c, d, e , …」と増えたらどうする?
全部人間が並べて書くのは面倒だ。面倒だと思う。面倒だと思ってください。話を続けるために。
配列というものでまとめる
配列っていうのは、“値を一直線に並べられる〜!”というもの。
よく、箱って表現される。変数が並んでるから、箱。わかる辛いなら忘れようか。
とりあえず見てみる。
hairetsu = [1, 3]
上のように書くと、hairetsuという名の変数(これ自体も数が変わるので変数)が作れた(変数名のセンスがなくてすまない)
そう、さっき a, b に入れた 1, 3 という数値を、配列という名の四角い箱(ただし横一列)に一緒に入れた。
ここまでは、ここまでは分かっていただけだだろうか。
わかっていないなら、次に進むのは危険だろう….
配列の入れ方、出し方
a, b の代わりに配列とかいうものになんかまとめてみたけど、どうやって使う?
配列は、こんなふうに書くことができる。
hairetsu[0]
上を実行すると? 出てくるのは 1 という数値。a の代わりに入れたもの。
b の方は?
hairetsu[1]
これが、b の代わりに 3 をいれた場所。
察しの良い方、まだわからない方、どちらとも、hairetsu変数の右側にくっついている、[] にご注目ください。
hairetsu = [1, 3] hairetsu[0] # 1 と表示される(a の代わりに入れた値) hairetsu[1] # 3と表示される(b の代わりに入れた値)
おや、どうやら hairetsu の の中身が連番になっている(0からスタートしているのは一旦忘れて)
そう、配列が便利なのは、「変数に勝手に番号を振って並べておいてくれる」ということ。
例えば、a, b, c, d, ….
って四つ変数を宣言しなければならない状況でも、配列なるものを使えば、hairetsu[] の一言で終わる。
しかも連番で管理できるのは嬉しい。ループのことを考えると、そう思うだろう? まあ、使ってみればきっとわかる(後述)
連番が0から始まる理由
コンピュータには 0 or 1 しかないと誰しもが言っている。僕も言っている。
その後の数値は 01 を色々組み合わせて作るわけだけど、どう足掻いても 0 は 0。
なので 0 から数えるのは自然だろう。納得するしかない。
もしかして、1 から始まるプログラミング言語存在がこの世はあるのかもしれないが、考え始めたら終わらないので、出会うことは無いと思ってしまうことにする。
連番で配列の中身を取得できるということ
あなたは気がついただろうか、
これ、ループ文ととても相性がいい….
数値で条件を作り好きな回数ループする、
例えば、変数 i が 0 から 2 未満 (1 ってこと) になるまで、i を一つずつ足していく。
すると? あら、連番が出来上がり。なので、配列の作成も取得も、一緒にできちゃうじゃーん?
分かりづらいか。
hairetsu = [1, 3] # 配列の中身をループを使って表示する for (変数 i が 0 から 2 “未満”になるまで、i を 1 ずつ足していく) hairetsu[i] # 一回目のループでは 1 # 二回目のループでは 3
!!注意!!
0 から 2 未満 になるまで。
細かいことを言えば、整数のみをループするので、
i は 0, 1 の二回のみ。
hairetsu[i] は、
すなわち、hairetsu[0], hairetsu[1] の二回を取得できる。
お疲れ様でした
一旦「0からプログラミングを勉強する」シリーズはここで終わりとなります。
第零回〜第四回に至るまで(なんで零から始めたのかお分かりいただけたと思うが)お付き合いいただきかたじけない。
0から5未満だ….
今後は、この基礎をいじくり回すのが基本となる。
きっとできる。この五回分さえできれば、できる….
次の記事では練習問題でもまとめてみる。
理解ができているか、詰まっているところはどこか、どうか確認にでも使って欲しい。
その記事を作るという約束は、現状ではしない....